研究課題/領域番号 |
20K17342
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
西田 真紀子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任講師 (10736797)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 悪性黒色腫 / NUAK2 / PTEN |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは、末端黒子型悪性黒色腫の予後と相関する遺伝子としてNUAK2を特定し、PTEN 欠失と協調して悪性黒色腫の発症に関わることをすでに示している。本研究計画では、悪性 黒色腫の発症早期においてNUAK2とPTENがどのようにしてその癌幹細胞形質と関わっている かを解明し、さらに臨床検体において癌幹細胞を特定することで、診断応用へもつながる基 礎的な研究基盤を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
申請者らはNUAK2とPTENの機能異常が悪性黒色腫の発症と進展に重要であることをすでに示しているが、今回の検討ではマイクロアレイを用いた網羅的遺伝子発現解析の結果より悪性黒色腫細胞におけるNUAK2により制御される下流経路としてmTOR経路を特定した。さらにNUAK2機能への阻害作用を有する薬剤としていくつかのキナーゼ阻害剤およびビグアナイド系薬剤につきスクリーニングを行い最終的にメトホルミンの悪性黒色腫細胞の増殖抑制作用についての検討を行った。また色素細胞にNUAK2を強制発現させたトランスジェニックマウスを作製し、その色素細胞増数についても検討を加えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果では、NUAK2とPTENの悪性黒色腫細胞増殖に対する機序につき解明を進め、マイクロアレイを用いた網羅的遺伝子解析によりNAUK2により制御されるパスウェイとしてmTORを特定。NUAK2がmTORを制御することにより悪性黒色腫細胞増殖に働くことを示した。さらに色素細胞にNUAK2を強制発現させたトランスジェニックマウスを作製。その解析を進めた。悪性黒色腫の有効な新規治療の開発を進めることは重要な社会的意義を有るものと考えられる。
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