• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

皮膚弾力に着目した新しいリンパ浮腫治療戦略の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K17347
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

横山 由里奈  浜松医科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (30645875)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードリンパ浮腫 / 皮膚弾力 / 複合的理学療法 / エイコサペンタエン酸
研究開始時の研究の概要

二次性リンパ浮腫患者の皮膚弾力改善を治療ターゲットとした、新しい治療戦略の確立を目指す。 まずラットモデルを用いて、リンパ浮腫による皮膚弾力低下の病態を解明し、原因物質として予測されるTGFB1をエイコサペンタエン酸(EPA)により抑制し治療効果を明らかにする。さらに、ヒトリンパ浮腫症例に対し、複合的理学療法(弾性着衣、運動療法、リンパマッサージ、スキンケア等)を施行し、浮腫の軽減による皮膚弾力改善を、定量的に評価する。さらにEPAを用いて皮膚弾力の改善効果を証明する。

研究実績の概要

本研究は、皮膚弾力改善効果に着目し、理学療法と薬物治療を併用した新しいリンパ浮腫の治療戦略を確立することである。
これまでに、リンパ浮腫のラットモデルに対してEPAを投与し、リンパ浮腫皮膚に対する効果の実験を行い、論文投稿の準備中である。
一方、ヒトでの臨床研究を進めるにあたり、評価方法について検証を進めている。周径測定法の検証を行い、再現性の高い値にするための解析方法を検証を行った。データの測定は完了し、論文投稿の準備中である。
さらに、臨床研究の中で実施していく予定である圧迫療法を正確に実施できるように着用方法について検証している。データを測定中であり、完了次第解析を行う。これらの検証終了後、一貫性の治療介入を行うことができるようになり、信頼性の高い臨床研究を実施予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ラットモデルを用いた、薬物投与による弾性線維への治療効果は、現在投稿準備中である。ヒトでの検証については、covid19によって、倫理審査や対象者のリクルートに遅れが生じたのでデータ測定に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

薬物投与による皮膚弾力改善効果について、論文投稿の準備をしていく。さらに、ヒトリンパ浮腫症例での臨床試験の準備を並行して進める。ヒトリンパ浮腫での効果判定のための評価方法の検証は、論文投稿を進めていく。さらに、一律した効果的な圧迫療法効果を得るためのデータ測定を引き続き行う。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Role of Subcutaneous Adipose Tissues in the Pathophysiology of Secondary Lymphedema2022

    • 著者名/発表者名
      Sano Masaki、Hirakawa Satoshi、Sasaki Takeshi、Inuzuka Kazunori、Katahashi Kazuto、Kayama Takafumi、Yamanaka Yuta、Tsuyuki Hajime、Endo Yusuke、Naruse Ena、Yokoyama Yurina、Sato Kohji、Yamauchi Katsuya、Takeuchi Hiroya、Unno Naoki
    • 雑誌名

      Lymphatic Research and Biology

      巻: 19 号: 6 ページ: 0-0

    • DOI

      10.1089/lrb.2021.0054

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] ADL障害を来したリンパ浮腫患者に対し、入院治療が功を奏した症例2022

    • 著者名/発表者名
      横山由里奈
    • 学会等名
      がんリンパ浮腫理学療法研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 下肢リンパ浮腫例における周径計測を用いた下肢体積測定法の検証2021

    • 著者名/発表者名
      横山由里奈
    • 学会等名
      リンパ浮腫治療学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi