研究課題/領域番号 |
20K17350
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
太田 征孝 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (90710111)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 疾患感受性遺伝子 / ω-5グリアジン / WDEIA / 小麦アレルギー / ω5グリアジン / 加水分解小麦 / 食物依存性運動誘発アナフィラキシー / LAMP法 / HLA遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでの島根県の疫学調査により、成人のω-5グリアジン感作型小麦アレルギーの有病率は約0.2%であることがわかっている。島根大学病院ではこれまで、約50人のω-5グリアジン感作型小麦 アレルギー患者を診療している。本研究では、島根大学病院を受診されたω-5グリアジン感作型小麦アレルギー患者を対象として、GWAS studyおよびHLA遺伝子の解析により疾患感受 性遺伝子を同定する。さらに、同定した疾患感受性遺伝子のLAMP法による簡易診断法を確立し、ω-5グリアジン感作型小麦アレルギー発症のリスクを確認できれば、小麦アレルギー発 症予防に貢献する可能性がある。
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研究成果の概要 |
島根大学病院を受診されたω-5グリアジン感作型小麦アレルギー患者を対象として、GWAS studyおよびHLA遺伝子の解析により疾患感受 性遺伝子を同定するためω-5グリアジン特異的IgE値0.70 kUa/L以上を示すWDEIA患者77例および健常対照者924例について、全ゲノム解析を行った。 今回、計画していたた遺伝子の簡易検出法の開発に関してはまだ至っておらず、今後の研究課題としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでアレルギー性疾患の疾患感受性遺伝子を利用した発症予防の取り組みはあまり前例がなく、本研究は独自性の高い研究と考えている。本研究が成功すれば、小麦アレルギーの発症を抑制することに繋がり、国民のQOLの向上に繋がるのみならず、医療費の削減にも貢献できると考 えている。
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