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Invariant NKT細胞のCD1d非依存性腫瘍認識分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 20K17408
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関千葉大学 (2022)
国立研究開発法人理化学研究所 (2020)

研究代表者

青木 孝浩  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (30791553)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードNKT細胞 / NK受容体 / CRISPRライブラリー / 認識分子 / がん免疫
研究開始時の研究の概要

申請者はこれまでにInvariant NKT(iNKT)細胞のCD1d非依存性腫瘍認識の存在とその認識にT細胞受容体(TCR)が関与していることを明らかにしている。しかし、Vα24Vβ11-TCRが認識するCD1d非依存性の腫瘍細胞上の標的分子は不明である。そこで本研究ではiNKT細胞のCD1d非依存性腫瘍認識分子を明らかにすることを目的とする。標的分子は白血病細胞上に存在することから、CRISPR/Cas9 libraryを用いて白血病細胞に網羅的な遺伝子ノックアウトを行い、標的分子を同定する。iNKT細胞は正常血球と白血病細胞を区別しており、iNKT細胞による新たな腫瘍認識機構やがん抗原の発見につながる可能性がある。

研究成果の概要

Invariant NKT細胞はそのT細胞受容体(TCR)でCD1dに提示された糖脂質を介して腫瘍認識することは知られているが、それ以外の腫瘍認識分子は不明である。そこで本研究ではiPS細胞由来NKT細胞(iPS-NKT細胞)を用いてそのCD1d非依存性腫瘍認識分子を同定することを目的とした。iPS-NKT細胞はTCR非依存性にCD1d陰性腫瘍を認識したことから、マスサイトメトリーを用いてiPS-NKT細胞に発現するNK受容体を同定した。そして腫瘍細胞上に発現する標的分子をCRISPR libraryを用いて同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究でiPS-NKT細胞は今回同定したNK受容体とそのリガンドを介して、CD1d非依存性にも腫瘍認識し、細胞傷害活性を発揮することを明らかにした。このことはiPS-NKT細胞療法がCD1d発現がん細胞に限定されることなく、当リガンドを発現するがん種にも有効であることを示唆する。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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