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レプチンに注目した肥満によるアトピー型喘息発症の免疫機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17429
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

野村 孝泰  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50587334)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード牛乳アレルギー / 肺胞マクロファージ / マウスモデル / 胃食道逆流 / 気管支喘息 / 肥満 / レプチン / マクロファージ
研究開始時の研究の概要

肥満は気管支喘息発症のリスク因子であるが、その詳細な機序は明らかでない。一方、肥満に関連する様々な疾患で、脂肪細胞から過剰産生されるレプチンが病態に関与している。最近申請者は、ブタクサ花粉気道感作モデルにおけるアレルギー発症早期の特異的IgE産生が、肺胞マクロファージ活性化に依存的であることを明らかにした。本研究では、肺胞マクロファージの刺激実験あるいはブタクサ花粉気道感作モデルを用いて、レプチンによる肺胞マクロファージ活性化が特異的IgE産生に与える役割を明らかにする。

研究成果の概要

本研究は当初はブタクサ花粉の気道感作モデルを用いて、肺胞マクロファージの活性化に注目することで、肥満での気道アレルギー発症機序の解明を試みることで開始した。しかし、ex vivo、in vivoで当初予定したいくつかの試みは仮説どおりには結果が得られなかった。そのため、肺胞マクロファージの活性化による気道アレルギーというキーワードを元に、牛乳と酸を気道に投与する、胃食道逆流を模した牛乳アレルギー発症モデルを発案した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

牛乳と酸の気道投与による感作モデルは、これまでに報告のない牛乳アレルギー発症モデルである。一般的にアレルギー発症モデルの作成は困難で、alumなどの人工アジュバントの使用、非生理的な感作経路の使用(腹腔投与)などでモデル作成が行われている。そんな中、本モデルは乳児期早期に発症する牛乳アレルギー、その時期に生理的にみられる胃食道逆流、乳児が経口摂取する牛乳抗原、といったキーワードに合致する生理的なモデルである。すでに抗原投与早期の自然免疫反応の網羅的解析に着手しており、当初の研究計画とは方向性が異なるが、より重要なテーマへと研究が進んでいる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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