研究課題/領域番号 |
20K17453
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
岡田 祐樹 昭和大学, 医学部, 講師 (10814577)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アレルギー / 疫学 / 気管支喘息 / アトピー性皮膚炎 / 食物アレルギー / アレルギー性鼻炎 / コホート / コホート研究 / 腸内細菌叢 / 小児 / 出生コホート |
研究開始時の研究の概要 |
<調査の概要> 都市部(昭和大学病院(東京都品川区))と、島嶼部(東京都小笠原村)で生まれた児を対象とします。 保護者の同意が得られた児に対し1か月時点の生活環境等を調査します。また、本人及び母親の糞便採取を行います。 その後1歳、3歳時点での各アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー)発症状況についてアンケート調査及び皮膚テストにて確認を行います。
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研究実績の概要 |
<目的>本研究は、小笠原村と品川区在住の月齢3-4の児を対象に、腸内細菌叢の違いが1,3歳時点のアレルギー疾患発症に寄与するかを比較検討し、腸内細菌叢の乱れ(disbiome)がアレルギー疾患発症予防に関与するのかを明らかにする事を目的としている。 <方法>研究概要は以下の通りである。月齢3-4時点の生活環境や家族歴等を調査し、本人及び母親の糞便採取を行う。その後1歳、3歳時点での各アレルギー疾患の発症状況をアンケート、糞便検査、及び診察、皮膚プリックテストを行い、診断精度を高める。 <実施状況>研究開始に向け、大学内での調整及び小笠原村の担当者と打ち合わせを行い準備を進めていた2020年4月からの研究開始に向け、大学内での調整及び小笠原村の担当者と打ち合わせを行い準備を進めていたが、2020年春から新型コロナウイルスの流行に伴い、緊急事態宣言が発出されるなど研究を取り巻く状況が悪化し、島でのリクルートはおろか訪島自体も難しい状況となっていた。小笠原村は本土と比べると医療資源が乏しく、一旦新型コロナウイルスが流行してしまうと容易に医療崩壊を起こしかねないため、流行が落ち着くまでは研究開始が延期となっていた。2022年に入り、未だ新型コロナウイルスの流行は続いているものの、何とか研究開始できる運びとなった。同年4月から品川区及び小笠原村においてリクルートを開始し、2024年3月時点で品川区は目標数の103名、小笠原村に関しては19名)のリクルートが行われた。品川区は予定症例数を達成しているが、小笠原村に関しては島の研究協力者と協議を行いつつ引き続きリクルート活動を行っていく。2022年度にエントリーした症例に関しては今年度、2回目の受診(1.6歳)を適宜行っており問診に加え皮膚テスト、採便を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年4月からの研究開始に向け、大学内での調整及び小笠原村の担当者と打ち合わせを行い準備を進めていたが、2020年春から新型コロナウイルスの流行に伴い、緊急事態宣言 が発出されるなど研究を取り巻く状況が悪化し、島でのリクルートはおろか訪島自体も難しい状況となっていた。小笠原村は本土と比べると医療資源が乏しく、一旦新型コロナウイルスが流行してしまうと容易に医療崩壊を起こしかねないため、流行が落ち着くまでは研究開始が延期となっていた。2022年4月からリクルート活動を開始し、順次エントリーができている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き小笠原村に関しては残り2年間でリクルート活動を進めていく。リクルートされた患者については1.5歳及び3歳時点で受診してもらいアレルギー疾患の評価を行っていく。
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