研究課題/領域番号 |
20K17465
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江里口 芳裕 九州大学, 大学病院, 助教 (70552016)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バクテリアルトランスロケーション / 造血幹細胞移植 / 腸管GVHD / 敗血症 |
研究開始時の研究の概要 |
造血幹細胞移植後の腸管からのバクテリアルトランスロケーションによる敗血症は、致死 的な合併症であり、治療成績を大きく左右する。移植周術期の抗菌薬による腸管内殺菌等の 試みにより治療成績は改善したが、長期の抗菌薬投与は耐性菌の定着を促し、治療に難渋す る耐性菌感染症が問題となっている。今までは、無菌室や腸管内殺菌など、環境や病原体に 関わる宿主外の因子に焦点が当てられてきたが、これでは多剤耐性菌の問題は解決できない。 本研究では、従来研究されてきた病原体因子ではなく、宿主因子である病原体の侵入門戸に焦点を当て、新規治療法の開発を行う。
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研究実績の概要 |
造血幹細胞移植後の腸管からのバクテリアルトランスロケーションによる敗血症は、致死的な合併症であり、治療成績を大きく左右する。移植周術期の抗菌薬による腸管内殺菌等の試みにより治療成績は改善したが、長期の抗菌薬投与は耐性菌の定着を促し、治療に難渋する耐性菌感染症が問題となっている。今までは、無菌室や腸管内殺菌など、環境や病原体に関わる宿主外の因子に焦点が当てられてきたが、これでは多剤耐性菌の問題は解決できない。本研究では、従来研究されてきた病原体因子ではなく、宿主因子である病原体の侵入門戸に焦点を当て、新規治療法の開発を行うことを目的に、造血幹細胞移植のマウスモデルの準備を進めている。また、菌血症を発症した造血幹細胞移植患者の臨床データを解析しながら、背景因子等の評価も進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年より引き続き、新型コロナウイルス感染症が流行し、感染者数のピークも前年度に比べて格段に増加し、未曾有の緊急事態となった。所属する九州大学病院は、率先して地域の患者の受け入れを担当することとなり、感染症内科医として、自身が直接、新型コロナウイルス感染症患者の治療対応を行う必要があり、予定していた研究に十分な時間を割くことが不可能であった。2020年度からの遅れが積み重なり、現在までの進捗状況では遅れが目立った状態となっている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、過去の移植マウス検体の評価を行いながら、バクテリアルトランスロケーションを抑制する新規の治療開発のために、新規の移植実験を行う予定である。また、菌血症を発症した造血幹細胞移植患者の臨床データを解析しながら、背景因子等の評価を行なっていく。
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