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細胞外弾性線維による臓器連関を介した代謝制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 20K17495
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

奥山 朋子  横浜市立大学, 医学部, 助教 (90806928)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード細胞外弾性線維 / エネルギー代謝 / 糖尿病 / 肥満 / 弾性線維 / インスリン感受性 / 細胞外マトリックス
研究開始時の研究の概要

細胞外弾性線維は様々な臓器に存在するが、代謝制御への関与は不明である。Fibulin-5(Fbln5)は弾性線維形成に必須の分子であるが、Fbln5欠損マウスは全身におけるインスリン感受性の亢進および肥満抑制を呈した。本研究では遺伝子改変マウスを用いた表現型の解析や分子生物学的手法、網羅的解析等によりその分子機構を解析し、弾性線維を介した新たなメタボリックシンドロームの形成機序の解明を目指す。

研究成果の概要

細胞外弾性線維形成に必須の分泌蛋白Fibulin-5(Fbln5)を介したエネルギー代謝制御機構について解析した。Fbln5欠損マウスはインスリン感受性の亢進および肥満抑制を示し、高脂肪食負荷時には脂肪肝の形成が顕著に抑制された。弾性線維は皮膚や血管に豊富に存在することから、皮膚や血管を介した代謝制御について検討した。Fbln5欠損により皮脂腺が萎縮し、寒冷刺激への易感受性を呈したことから、皮膚における表現系の寄与が示唆された。またFbln5欠損マウスでは血管を介した組織へのインスリン移行性が亢進しており、臓器連関を介した全身の代謝制御が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では細胞外弾性線維形成に必須の分泌蛋白Fibulin-5を介したエネルギー代謝制御機構について解析し、細胞外弾性線維とインスリン感受性制御や肥満の病態の関与を同定した。その詳細な分子機構の解明は、メタボリックシンドロームの新たな病態解明や治療開発に有用である。組織周辺環境による、臓器連関を介した代謝制御機構について提唱する。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 細胞外マトリックスによる糖代謝制御機構の解明2021

    • 著者名/発表者名
      奥山朋子 白川純 寺内康夫
    • 学会等名
      第64回日本糖尿病学会年次学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 細胞外弾性線維形成に関わる蛋白を介した糖代謝制御機構の解明2021

    • 著者名/発表者名
      奥山朋子 白川純 寺内康夫
    • 学会等名
      第94回日本内分泌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 細胞外マトリックス分子Fibulin-5による膵β細胞機能制御機構の解明2020

    • 著者名/発表者名
      奥山朋子、白川 純、寺内康夫
    • 学会等名
      第34回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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