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褐色脂肪細胞の多房性脂肪滴蓄積形態が制御するエネルギー代謝調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17510
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

西本 祐希  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20814320)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードFSP27β / 褐色脂肪細胞 / 脂肪滴 / エネルギー代謝 / 脂肪細胞 / FSP27
研究開始時の研究の概要

肥満の本態は白色脂肪細胞への過剰な中性脂肪の蓄積であり、肥満の原因として褐色脂肪細胞でのエネルギー消費の低下がある。FSP27は、脂肪滴増大や脂肪分解に関わる脂肪滴関連蛋白の1種であり、特にFSP27βは褐色脂肪に高率に発現し、効率的なエネルギー消費に寄与していることが推測される。FSP27β欠損マウスの解析を通して、FSP27βのエネルギー代謝における生理機能を明らかにする。

研究成果の概要

FSP27β特異的欠損マウスを作成した。FSP27β欠損マウスの体重変化や白色脂肪組織の外見は野生型マウスと相違なかったが、褐色脂肪組織では多房性脂肪滴の単房化を認めた。FSP27β欠損マウスにおいて、褐色脂肪細胞の分化に特徴的なPgc1αやCideAのmRNAの発現は野生型マウスと変化がなく、ミトコンドリア量に関連するmtTFAの発現も同等であった。このマウスを用いて、褐色脂肪組織の脂肪滴形態自体がエネルギー代謝にいかに影響を与えるかをさらに解析していく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

FSP27βは褐色脂肪細胞における多房性脂肪滴形態の維持に重要であることを個体レベルでも示した。FSP27β欠損マウスの褐色脂肪細胞の単房化が、個体の糖脂質エネルギー代謝にいかに関わるのか、今後さらに解析をすすめ、脂肪細胞における脂肪滴の形態とエネルギー代謝の普遍的な関係を明らかにしたい。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] FSP27βはマウス褐色脂肪組織の多房性小脂肪滴形成に寄与する2022

    • 著者名/発表者名
      岩橋 泰幸
    • 学会等名
      第42回日本肥満学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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