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膵島と腺房細胞の相互作用におけるGLP-1を介した膵β細胞増殖制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K17516
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

京原 麻由  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (20828545)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードGLP-1
研究開始時の研究の概要

GLP-1は膵島においてグルコース応答性インスリン分泌に加え、膵β細胞増殖の促進作用が報告されるが、その機序は不明な点も多い。申請者は、GLP-1による膵β細胞増殖制御における新規経路の探索を目的に、GLP-1受容体作動薬のリラグルチド刺激膵島のプロテオミクス解析を行い、膵外分泌腺の消化酵素であるAmy1や、膵腺房細胞に発現し、膵β細胞へ作用する可能性が報告される分泌因子であるReg1の発現上昇を見出した。
申請者は、GLP-1による膵β細胞増殖において、膵島と腺房細胞の相互作用による、Reg1を介した新たな経路の関与を提唱し、これを明らかとすることを本研究の目的とする。

研究成果の概要

GLP-1は膵β細胞増殖の促進作用が報告される。我々は、GLP-1受容体作動薬のリラグルチド刺激膵島のプロテオミクス解析を行い、外分泌腺の消化酵素Amy1や、膵腺房細胞に発現し膵β細胞へ作用する可能性が報告される分泌因子Reg1の発現上昇を見出した。単離膵島と腺房細胞の共培養系を確立し、GLP-1は接着分子の発現誘導により膵島と周囲の腺房細胞の接着を促進し、腺房細胞由来のReg1を介して膵β細胞増殖を促進する機序が想定された。GLP-1による膵β細胞増殖における、膵島と腺房細胞との相互作用を介した新規経路の関与が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、GLP-1による膵β細胞増殖における、膵島と腺房細胞との相互作用を介した新規経路の関与が示唆された。本研究の成果はGLP-1等のインクレチンを介した糖尿病治療における未解明の作用機序解明につながるとともに、膵β細胞増殖研究への貢献と、腺房細胞を標的とした糖尿病の新規治療法の開発へとつながる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 膵島と腺房細胞の相互作用によるGLP-1を介した膵β細胞増殖制御機構の解析2021

    • 著者名/発表者名
      京原麻由、白川純、寺内康夫
    • 学会等名
      第94回日本内分泌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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