研究課題/領域番号 |
20K17542
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
稲石 淳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60724565)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / β細胞 / α細胞 / β細胞量 / 膵がん / 糖尿病 |
研究開始時の研究の概要 |
2型糖尿病におけるβ細胞量の低下が明らかになってきている一方で、膵癌患者におけるβ細胞量の変化、糖尿病発症の機序に関して不明な部分が多い。本研究では膵癌患者と膵疾患のない剖検サンプルを用いて膵癌とβ細胞量および膵組織学特徴との関係について検討を行い、膵癌による糖尿病が及ぼす膵内分泌細胞の生理的・病的変化を明らかとする。
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研究成果の概要 |
膵癌患者における糖尿病発症に関しての機序、特に膵β細胞量との関わりは不明な部分が多い。本研究では、膵癌患者と非膵癌患者の剖検サンプルを用いて、膵癌症例におけるβ・α細胞量などの膵組織学特徴について検討を行った。非膵癌群に比べ膵癌群ではβ細胞面積に有意な差はなく、α細胞面積は高値、α細胞面積/β細胞面積比は高値であった。膵癌患者ではα・β細胞量比に変化が生じ、糖尿病発症に寄与している可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌患者ではα・β細胞量比に変化が生じ、糖尿病発症に寄与している可能性があることを示した本研究の成果は、膵癌による糖尿病における膵内分泌細胞の生理的・病的変化を明らかにして、糖尿病の発症予防、根治療法の確立に寄与することが期待される。
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