研究課題/領域番号 |
20K17575
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
柿崎 裕太 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (80838037)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 心停止ドナー肝移植 / 機械灌流 / 肝移植 / 臓器保存 / 灌流保存 / 心停止ドナー / マージナルドナー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ブタを用いた心停止ドナー肝移植モデルにおいて,灌流装置の至適条件を検証するとともに,灌流中に移植可否を判断する“リアルタイム評価法”を確立し,さらに肝移植実験を行いその判断基準を検証し,心停止ドナー肝移植の安全性・有効性を確立することを目的とする.
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研究成果の概要 |
(1)研究開始当初の背景:肝移植は確立された治療法であるが,臓器提供者(ドナー)不足が問題となっている.(2)研究の目的:移植適応境界領域である心停止ドナー肝を用いた酸素化灌流プロトコールとリアルタイム臓器評価法を確立し,臨床応用可能な灌流装置の開発とドナー不足解消を目的とした.(3)研究の方法:ブタを用い,心拍動下,あるいは心停止下に摘出した肝臓に酸素化灌流を行い検討した.(4)研究成果:室温酸素化灌流を行うことで臓器ならびに肝細胞の維持が可能であることが示唆された.新規灌流装置は灌流圧等のモニタリングが可能であり,移植可能限界にあるグラフトの評価法の確立につながる可能性が期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,移植適応境界領域であるマージナル肝移植冷保存後酸素化灌流プロトコールとリアルタイム臓器評価法を確立し,臨床応用可能な灌流装置の開発とマージナルドナー肝移植によるドナー不足解消を目的とした.今回の検討では,室温酸素化灌流を行うことで心停止後においても臓器状態ならびに肝細胞の維持が可能であることが示唆された.新規灌流装置は灌流圧等のモニタリングが可能であり,移植可能限界にあるグラフトの評価法確立につながる可能性が期待される.
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