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吸水性スポンジを用いたctDNAモニタリングによるGISTの治療耐性診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K17614
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

山下 公太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (20747159)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードctDNA / GIST / cell free DNA / circulating tumor DNA
研究開始時の研究の概要

消化管間質腫瘍(GIST)は原因遺伝子変異が同定されている疾患(c-kit遺伝子やPDGFRA遺伝子の突然変異)であり、さらに治療耐性獲得時には特定の部位に二次遺伝子変異が起こることが明らかにされている。今回、当院にて治療中のGIST患者を対象とし血漿中ctDNAにおける2次遺伝子変異をモニタリングし、治療耐性獲得の早期診断法として確立することを目的とする。最終的には、承認申請用臨床データを取得、企業との共同研究契約のもと、企業連携のうえ体外診断キットとして製造販売、薬事承認申請することを目標としたい。

研究成果の概要

昨年度は吸水性PVAスポンジ法によるPCRのfeasibility studyを実施した。吸水性PVAスポンジ法を用いたPCRの条件設定を検討し、より安定的で定量性の高いカラム法を開発した。また、実臨床にて多量のサンプルを対象に効率よく測定を実施るための手法としてダイレクト法を開発した。
今年度はさらに、健常人やGIST患者、がん患者の血液サンプルを用いて、既存のcfDNA測定キットと比較してPVAスポンジ法(カラム法)によるcfDNA回収効率の優位性を示すとともに、いくつかのサイズのサンプルcfDNAを用いてサイズによらずPVAスポンジ法によりcfDNAの回収測定が可能であることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究開発により、簡便な方法で血液中のcfDNAやctDNAが回収、測定、解析可能となれば、今回対象としたGISTのみならず他の癌腫を対象とした癌の存在診断や再発診断に有用である可能性が高く、多くの国民やがん患者にとってその学術的意義や社会的意義が高いと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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