研究課題/領域番号 |
20K17656
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
谷川 和史 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (20527519)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | SNX9 / 大腸癌 |
研究開始時の研究の概要 |
既存の血管新生阻害剤は大腸癌に対して著効するが、大腸癌患者において発生する有害事象や薬剤耐性が臨床上の重大な問題となっている。従って、大腸癌に対する新規抗癌剤の開発標的となる分子基盤の導出が急務である。本研究では、申請者が同定した新規な大腸癌予後規定因子sorting nexin 9 (SNX9)の大腸癌発症/進行過程における機能解析を目的とする。
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研究実績の概要 |
大腸癌細胞の細胞増殖を正に制御するSNX9依存的に輸送される膜タンパク質を同定するために、細胞膜タンパク質のビオチン化ラベル実験を行った。質量分析を用いてビオチン化細胞膜タンパク質をコントロール群とSNX9発現抑制群とで比較した。その結果、残念ながら、SNX9発現抑制下で細胞膜上での存在量が大きく変化する膜タンパク質は同定できなかった。そこで、近傍ビオチン化酵素AirIDをSNX9に結合させて細胞に発現させて、SNX9の近傍タンパク質を同定する実験を計画する事にした。今回は研究計画を停止するが、研究を再開できるような環境が整い次第、当該実験を推進する。 また、アルファスクリーンを用いてSNX9結合タンパク質を同定する実験に関しては、SNX9全長及び、各種ドメイン欠損体のビオチン化タンパク質をコムギ無細胞タンパク質合成系で合成する事に成功した。結合タンパク質スクリーニングに十分な量のタンパク質の合成を確認している。今後は、ユビキチンリガーゼに特化したヒトプロテインアレイを用いたSNX9結合タンパク質探索を行う。今回は研究計画を停止するが、研究を再開できるような環境が整い次第、当該スクリーニングを推進する。
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