研究課題/領域番号 |
20K17689
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
宮内 亘 鳥取大学, 医学部附属病院, 医員 (60762200)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 膵臓癌 / TYRO3 / オートファジー / TAM / 受容体型チロシンキナーゼ / 化学療法抵抗性 / 膵癌 / 選択的オートファジー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「膵癌においてチロシンキナーゼ受容体TYRO3が選択的オートファジーを介して腫瘍進展を促す」という事象を明らかとすること」を目的とする。 申請者はチロシンキナーゼ受容体ファミリーTAMのうちTYRO3が複数の増殖シグナル経路を介して膵癌の増殖を促進することを発見した。 「TYRO3が選択的オートファジーを介して膵癌の進展を促す」という作業仮説を想定し、本研究課題では、同機構を明らかとすることで膵癌の新たな治療標的としての可能性を精査する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、膵癌における化学療法抵抗性獲得において、TYRO3の役割を詳細に評価することを目的としました。ゲムシタビンと5-フルオロウラシル(5-FU)に応答して、2つのPC細胞株でin vivoとin vitro実験を行い、増殖と遊走能力、および化学療法抵抗性状態の変化を評価しました。結果として、化学療法抵抗性はオートファジーのTYRO3を介した調節と関連している事が示されました
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵臓癌は、最も予後不良な固形癌のひとつであり、いかにしてその悪性度や治療抵抗性を獲得しているかは、未解決な課題となっています。受容体型チロシンキナーゼであるTAMファミリーのメンバーであるTYRO3は、膵癌の増悪に寄与する可能性がこれまでの研究により示唆されています。本研究課題では、膵臓癌TYRO3の新たな働きについて探索するとともに、治療標的としての可能性を検証します。
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