研究課題/領域番号 |
20K17727
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
辻 大介 杏林大学, 医学部, 助教 (00826498)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ラット / 体外循環 / ミトコンドリア / ファルネシルトランスフェラーゼ / ミトコンドリアDNA / DAMPs / 全身性炎症反応 / プレニル化 |
研究開始時の研究の概要 |
体外循環の使用は炎症の遷延を惹起する。近年、体外循環の使用が血中のミトコンドリアDNAを増加させ 全身の炎症を遷延させるとの報告があり注目されている。我々は過去に、熱傷によるミトコンドリア障害に関して、タンパク質のプレニル化が病態の悪化に関与していることを示した。今回我々は、体外循環に伴うミトコンドリア障害に対しても、プレニル化阻害作用を持つファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬(FTI)が病態制御に有用と考えた。本研究で、我々は体外循環の使用によって引き起こされるミトコンドリア障害と血中へのミトコンドリアDNAの漏出による炎症の遷延のメカニズムを明らかにし、それに対するFTIの効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究はラットの体外循環モデルを作成し、体外循環が生体、特にミトコンドリア機能に及ぼす影響を解明し、ミトコンドリア保護作用を有するファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬の有効性を検証するものであった。 ラットの体外循環モデルは過去の報告を参考に、本研究の遂行にあったモデルを作成した。作成したモデルをもとに体外循環とミトコンドリア機能障害並びにファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬の有効性を検証する実験を行う予定であったが、一身上の都合により研究継続が困難となり、研究の遂行を断念した。
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