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ブタ胎仔肺間葉系幹細胞の気道内投与による肺障害修復の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 20K17752
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

高嶋 美佳  徳島大学, 病院, 特任助教 (70596254)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肺再生 / ブタ胎仔肺 / 間葉系幹細胞 / LPS誘導急性肺障害 / 気道内投与
研究開始時の研究の概要

これまで申請者は肺胞領域の再生に関して胎仔肺組織移植を中心に基礎研究に取り組み、様々な知見を得てきた。今回、これらをさらに発展させ、肺再生におけるより効率的な細胞ソースとして胎児肺由来の間葉系幹細胞(FL-MSCs)に着目した。本研究では、旺盛な増殖能と多能性を持つとされるFL-MSCsの特性を評価し、さらにヒトに近いブタにおける急性肺障害モデルに気道内投与することで、大動物の障害肺の修復過程においてFL-MSCsがどのように寄与するかを検証することによって、今後の肺の再生医療のさらなる発展の一助とすることを目的とした研究である。

研究成果の概要

ブタ胎仔肺由来の間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cells:MSCs)を抽出するために、54日齢のブタ胎仔肺組織を摘出し、培養処理後に遠心分離し、単離した単核細胞を培養した。これらの細胞がMSCsであることを証明するために、フローサイトメトリーで間葉系マーカー(D29, CD44, CD90, CD105)陽性、造血マーカー(CD34, CD45)陰性の細胞群を抽出し、抽出した細胞がMSCsであることを証明した。さらにLPS誘導急性肺障害モデルブタにこのMSCsを気道内投与し、投与されたMSCsの生着を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ブタ胎仔肺組織から旺盛な増殖能と多能性を持つとされる胎仔肺由来の間葉系幹細胞を抽出する手技を確立することができた。またこれらの細胞をLPS誘導急性肺障害モデルブタに投与する手技を確立することができた。本細胞を用いることで、今後の肺再生の基礎的知見を得ることが期待できると考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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