研究課題/領域番号 |
20K17809
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
伊藤 真理子 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (60581832)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アロプレグナノロン / 慢性術後痛 / 帝王切開 / オキシトシン / 帝王切開術後慢性痛 / 産後うつ / 帝王切開術後遷延性術後痛 / 遷延性術後痛 |
研究開始時の研究の概要 |
術後の急性期痛は手術直後の患者の回復に影響を及ぼすだけでなく、一部は遷延性術後痛へと移行し術後慢性期の患者の生活にも影響を及ぼす。帝王切開術後の遷延性術後痛に関する情報はまだ少ない。われわれは産後うつの発症との関連も指摘されているオキシトシンおよびアロプレグナノロンが帝王切開術後急性期痛および遷延性術後痛の発症に関与していると仮説をたてた。本研究では帝王切開前後のホルモンの変動と帝王切開術後 急性期痛および遷延性術後痛の発症との因果関係を調査し、またそれらの鎮痛に関わる機序を解明することで、帝王切開術後CPSPの予防および治療に役立てることを目的とする。
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研究実績の概要 |
帝王切開時のアロプレグナノロンおよびオキシトシンの髄液内および唾液内濃度の測定を実施予定であったが、コロナの影響で唾液採取が困難な状況が続き、購入していた測定キットの一部が使用期限を超過したため、再度測定キットの選定を行った。より精度が高く、患者が唾液を自己採取できるキットを購入し、今後の研究推進に繋げていく。 また、アロプレグナノロンと術後慢性痛および神経障害性疼痛に関する最新の文献を網羅し、最新の知見に基づきアロプレグナノロンと術後慢性痛の発生との関連に神経障害性疼痛がもたらす影響について更なる検討を動物実験にて実証する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの影響により患者の唾液採取が難しい期間が続き、測定キットの一部が期限を超過してしまったため追加の購入が必要になった。
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今後の研究の推進方策 |
患者が自己採取できる唾液採取キットの購入により、コロナの影響を受けずに検体を採取する体制を整える。また、動物実験でアロプレグナノロンと神経障害性疼痛との関連を調査し、ヒトにおけるアロプレグナノロンと慢性術後痛との関連を裏付ける予定である。
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