研究課題/領域番号 |
20K17824
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
大平 早也佳 関西医科大学, 医学部, 助教 (90786724)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 敗血症 / microRNA / 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは、敗血症病態の中で、特に高血糖時において、単球系細胞が貪食能低下や細胞死を起こし、その細胞内情報伝達系としての小胞体ストレスの関与、またmicroRNA (miRNA) による制御に関して報告してきた。様々な病態制御に関与しているmiRNAが及ぼす敗血症病態における骨髄由来(免疫)抑制細胞 (MDSCs) の分化、機能への影響に注目して、動物実験及び臨床研究の両面から検討し、敗血症における骨髄由来抑制細胞(MDSCs)の役割と、今後の遺伝子治療の可能性を検討することを目的とする。
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研究成果の概要 |
骨髄由来抑制細胞の細胞培養実験において、免疫磁気分離したCD11b+CD14-CD33+細胞を糖濃度の異なる培養液に静置し、LPS投与の有無で、どのようにmRNAおよび、miRNAの発現が変化するか観察する研究を施行した。 miRNA, 及びmRNA発現の次世代シーケンサーによる網羅的解析は、外部委託業者に依頼した。また、同じ被験者の検体を用いて、mRNAおよびmiRNAのリアルタイムPCRを施行した。RNAseqにより取得したデータのmRNA発現の網羅的解析に関しては、キアゲン社のIPAソフトウェアを用いて、パスウェイ解析を施行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨髄由来抑制細胞(MDSCs)は多くの免疫抑制をもたらす細胞群の中で,癌患者における免疫抑制の主要な部分を担うとして重要視されてきた。MDSCは癌や炎症によって,本来骨髄中に存在する細胞が癌局所や全身の血液循環に出現する未熟な細胞群です。もともと均一でない細胞群とされますが,この中にはgranulocytic MDSCとmonocytic MDSCが存在する。 免疫抑制が近年、敗血症病態における骨髄由来抑制細胞(MDSCs)の免疫抑制作用に注目がされているが、次世代シーケンサーを用いて、トランスクリプトーム解析(mRNA, miRNA)を、網羅的に解析した研究は無い。
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