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誘導ヒトシュワン様細胞移植を用いた難治性神経障害性痛に対する根治的治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K17826
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

村上 徹  東北大学, 大学病院, 助教 (90756248)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード神経障害性痛 / シュワン細胞 / シュワン様細胞 / 再生医療 / 細胞移植
研究開始時の研究の概要

上記の評価を通じて、新たな神経障害性痛の治療法の確立を目指している。本研究で良好な治療効果が認められた場合は、誘導シュワン様細胞は元来ヒト由来であるため、その誘導法や移植技術をそのまま臨床に転用することができる。本研究の成果により、最終的には難治性神経障害性痛患者の微量の皮膚を外来で採取し、線維芽細胞を抽出した後、シュワン様細胞を誘導し、3週間後に超音波ガイド下神経ブロックの手技を用いて細胞移植を行うことを目標としている。

研究成果の概要

以前我々が開発した神経障害性痛の動物モデルである、坐骨神経圧迫損傷モデルラットを作成し3群に分け、それぞれヒト線維芽細胞由来の誘導シュワン細胞、ラットシュワン細胞、細胞移植を行わない群とし、行動評価神経圧迫損傷を受けたすべてのラットは1~2週間後に機械的アロディニア及び熱性痛覚過敏を認めたが、誘導シュワン細胞およびラットシュワン細胞を投与した群では、細胞移植を行わなかった群と比較し、損傷6週間後に改善傾向であった。次に神経周囲に投与した細胞の動態を解析するため、レンチウイルスを用いてAcGFPをヒト線維芽細胞に感染させ、最適な条件を検討した。その結果、ほぼすべての細胞でGFP陽性となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は従来対症療法のみであった神経障害性痛治療に対して、新たな選択肢となる治療法の確率を目指している。神経障害性痛の動物モデルである、坐骨神経圧迫損傷モデルラットを用い、ヒト皮膚由来誘導シュワン細胞やラットシュワン細胞のいずれも治療効果を持つことを示した。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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