研究課題/領域番号 |
20K17849
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
尾本 遥 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (70713775)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経障害性痛 / 慢性痛 / 抗酸化物質 / 抗酸化 |
研究開始時の研究の概要 |
神経障害性痛に対する抗酸化物質 (アルギナーゼ阻害剤、GST 阻害剤、Nrf2 活性化剤) の効果を検討する。 ①神経障害性痛の酸化ストレス反応の経時的変化の検討 ②抗酸化物質の神経障害性痛の予防効果の検討 ③初期の神経障害性痛の発現に対する抗酸化物質の効果の検討 ④完成された神経障害性痛に対する抗酸化物質の効果の検討
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研究実績の概要 |
神経障害性痛の発現と維持のメカニズムは近年次第に明らかになってきているが、非常に病態が複雑であり、有効性の高い薬物が少ない。侵害受容ニューロンの損傷によって複数の神経系に多様な可塑化が惹起されるため、一旦病態が完成されると既存の治療に抵抗を示す。そのため、いかに神経障害性痛の病態の進行を抑制するかが重要であると考えられてきた。神経損傷後に産生されるフリーラジカルが神経障害性痛の初期の病態に関与していることが近年明らかになっているが、さらなる病態の悪化にも関与している可能性がある。今回、神経結紮により神経障害性痛を発現させたマウスに各段階で酸化ストレス関連阻害作用を有する薬剤を投与することにより、抗酸化作用により神経障害性痛の発現と維持のどちらの過程も抑制する可能性について検討し、明らかにしたい。
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