研究課題/領域番号 |
20K17854
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高山 渉 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50825502)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 敗血症 / DIC / 凝固障害 / トロンビン / DICスコア / コアグロメーター |
研究開始時の研究の概要 |
敗血症治療において、早期の凝固変化を認知することは治療方針決定、予後改善に大きく寄与するとされる。しかし、凝固変化のkeyを握るトロンビン活性は測定に時間がかかること、DICスコアは感度が低いこと、などから、敗血;症の診断とDIC診断との間には時間的乖離が存在する。誘電コアグロメーターは凝固能を迅速に測定可能とされ臨床応用が期待されているが、敗血症患者における凝固異常、あるいは既存のDICスコアなどとの相関は知られていない。今回、コアグロメーターにて得られる数値と、敗血症患者のトロンビン活性、及び既存のDICスコア・臨床症状との相関があるかを明らかにすることを目的としている。
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研究成果の概要 |
救急外来を受診した敗血症患者を対象に、誘電コアグロメーター(救急外来にて測定可能な機械)を用いて凝固関連パラメータ測定を行い、その数値と実際のトロンビン活性、および既存のDICスコア・臨床病態との関係、またその時系列変化について検証することを目的とした前向き観察研究を主におこなった。結果、コアグロメーターはDICを早期に検知することが可能であり、今後臨床利用へ応用できる可能性がしめされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症治療において、DICの早期認知は非常に臨床上非常に重要である。コアグロメーターが凝固障害を早期認知できた可能性を考慮すると、今後さまざまな分野への応用が可能となる。 各診療のガイドラインへ影響を与える可能性がある。
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