研究課題/領域番号 |
20K17885
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 帝京大学 (2022) 東京大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
問田 千晶 帝京大学, 医学部, 准教授 (30632632)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 小児救急 / 緊急度判定 / 小児緊急度判定 / スコアリングルーツ / 多数傷病者 / 災害 / 小児 / スコアリングツール / 災害トリアージ / 診療システム |
研究開始時の研究の概要 |
多数小児傷病者の救急初期診療では、緊急度判定に基づく治療・搬送の優先順位を決定することが不可欠である。また、成長・発達にともない体格が大きく変化する小児では、体格ごとにバイタルサインを評価し、至適な医療資機材サイズ・薬剤投与量を決定する必要がある。 本研究では、先行研究で開発した小児用の初期診療アプリ・緊急度判定アプリ(平時・災害時)・多数傷病者データベースを統合させ、平時と災害時に同一運用可能な小児傷病者診療ウェブシステムを開発する。QRコードによる情報連結機能も付加する。新システムは、シミュレーション研究により実用性を検証し完成させ、小児救急診療の質の向上につなげる。
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研究成果の概要 |
本研究は、平時と災害時とで同一に運用できる小児傷病者救急診療システムを開発し臨床診療現場での実用化を目指すことを目的に実施した。先行研究で開発した小児多数傷病者診療に係る複数のアプリケーションソフト「小児初期診療App・小児緊急度判スコアリング App」を結合させて新たに統合版データベース・ ウェブシステムとして開発した。さらに、医療従事者が異なる場所や時刻に入力した傷病者情報をQRコードを介してデータベースと情報連結させ、多数傷病者情報を一覧できる機能を付加した。これにより広域で被災した多数傷病者への対応も可能なシステムを構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本システムは小児傷病者に対する病院前救護活動および救急初期診療の質の向上のみならず、災害時における小児傷病者対応の質の向上にも繋がる基盤に資する研究と考える。 また、この診療システムは、小児多数傷病者を想定した多施設間でのシミュレーション 教育にも応用が可能であり、教育ツールとしての活用も期待できる。
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