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アルカリ損傷に対する持続洗浄時間の実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K17895
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関島根大学

研究代表者

山川 翔  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (30867205)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード皮膚アルカリ損傷 / 持続洗浄 / アルカリ損傷 / 創傷治癒
研究開始時の研究の概要

現在、アルカリ損傷に対する初期対応として、迅速な洗浄が重要であるということは広く知られている。また、持続洗浄が重症化の予防に有効であるということもわかってきている。しかし、アルカリ損傷に対する理想的な洗浄持続時間はわかっていない。本研究では、アルカリ性物質で受傷した角膜、皮膚に対する理想的な洗浄持続時間について動物実験を用いて解明する。得られた結果を解析し、その解析結果をもとに臨床応用することでアルカリ損傷に対する適切な初期治療アルゴリズムを構築することを目的としている。

研究成果の概要

皮膚アルカリ損傷モデルマウスを用いて最適な持続洗浄時間を検討する実験を行った。皮膚アルカリ損傷モデルマウスの作成を行い、持続洗浄装置を作成して実験した。当初の想定通り、アルカリの濃度の違い以上に持続洗浄時間の長さがpHにより強く影響していることが判明した。持続洗浄中の損傷部位のpHの推移、持続洗浄後の創部の治癒過程から、持続洗浄時間については最低40分間は継続することが推奨される結果となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

工業製品の製造過程における労務中の災害、あるいは家庭内での事故などに伴い、アルカリ損傷を受傷する機会は少なくない。アルカリ損傷を皮膚に受傷した場合には時間経過とともに傷害は深達化し、皮膚壊死という不可逆的な状態に至る可能性が高い。本研究成果には、皮膚アルカリ損傷を外科的処置を回避して極力保存的に治癒するために最適な、持続洗浄時間に焦点を当てて検討しており、意義があると考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 皮膚アルカリ損傷モデルマウスを用いた持続洗浄時間の検討.2022

    • 著者名/発表者名
      山川翔、林田健志
    • 学会等名
      第110回長崎形成外科懇話会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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