研究課題/領域番号 |
20K17910
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
光永 敏哉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60838936)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | suPAR / prognosis / preventable attendance / mortality / emergency department / Preventable attendance / Mortality / Prognosis / Elderly patients / NEWS / 高齢救急 / 病院前トリアージ / 入院予測 / 死亡予測 / 高齢者 / トリアージ / 予後予測 |
研究開始時の研究の概要 |
可溶型ウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベータ受容体(suPAR)は、種々の免疫系の活性化を示すマーカーである。suPARは、感染症・悪性腫瘍だけでなく院内死亡のリスクスコアなど、救急医学領域においても注目されている。デンマークではsuPARが75歳以上の高齢者における院内死亡のリスク予測マーカーとして用いられている。本研究では、症状が曖昧でリスク評価が難しい高齢患者の予後を予測するために、在宅医療現場における高齢患者のsuPAR血中濃度と入院率・院内死亡率との関係性を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では13例の患者がPEA(Preventable Emergency Attendance)と判断され、8例が救急外来受診後28 日以内に死亡した。 患者さんのsuPAR と NEWSの中央値は、それぞれ 9.0 ng/mL (5.6) と 4 (4.0) であった。suPAR単独のPEA予測AUCは0.678であったが、複合スコア:suPAR + WBC + CRP + NEWS で0.867と有意に高かった。また、suPAR単独の28日死亡予測AUCは0.805であったが、suPAR+NEWSでは0.865と上昇した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
In Japan, the increase number of elderly emergency patients is a serious issue in emergency medicine, and as the results of this study show, if we could predict the unnecessary emergency attendance, it may be possible to alleviate emergency overcrowding in the future.
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