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心筋梗塞後突然死の病態解明 非心筋細胞のJAK/STAT3/SOCS3経路の探求

研究課題

研究課題/領域番号 20K17913
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

岡部 浩太  久留米大学, 医学部, 助教 (70840023)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード虚血性心筋症 / 急性心筋梗塞 / 致死性不整脈 / 突然死 / 梗塞後心筋症 / SOCS3 / 心室性不整脈 / 心筋梗塞 / 心筋リモデリング / 非心筋細胞 / JAK/STAT/SOCS3
研究開始時の研究の概要

本邦では年間7万人以上が心原性心肺停止で救急搬送され、その死亡率は依然として高いま まである。その原因の多くは急性冠症候群に伴う致死性不整脈によるものと考えられ、その発症予防・抑制・治療が不可欠である。STAT3は活性化することで組織保護に作用する分子でありSOCS3によりその作用は抑制される。本研究では、平滑筋細胞特異的なSOCS3のノックアウトマウスに、心筋梗塞モデルを作成し、虚血性心筋傷害の病態におけるJAK/STAT3/SOCS3経路の役割を明らかにし、虚血性心筋傷害と心臓突然死の病態の解明と新たな治療法開発の基盤となる知見を見出すことを研究目的とする。

研究成果の概要

平滑筋細胞特異的なSOCS3欠損マウスを用いて、急性心筋虚血の際に生じる組織学的、分子学的評価を行なった。結果、死亡率の有意差はないものの、心破裂以外の死亡はKOがWTと比較し多かった。原因としては致死性不整脈が確認されているが、有意差は認めていない。心臓超音波検査ではKOがWTと比較し左室径の拡大の抑制を得られているが統計学的有意差は得られていない。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性心筋梗塞による致死性不整脈の発症は、死亡につながるだけではなく、救命後も社会復帰が困難になるなどの重症な後遺障害を生じる可能性が高い。今回、心筋以外の心臓に存在する細胞による致死性不整脈の出現の関与やメカニズムを調査することで、現在までの治療に加えた新たな治療法の開発につながることが期待された。今回の研究で致死性不整脈の出現は確認できたが、有意差は見出せなかった。しかしながら、心筋細胞以外が致死性不整脈の出現に関与している可能性を示せたと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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