研究課題/領域番号 |
20K17935
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
緒方 敦之 佐賀大学, 医学部, 病院講師 (10404138)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 頸動脈狭窄 / 新生血管 / 出血 / 頸動脈狭窄症 / プラーク |
研究開始時の研究の概要 |
ペリサイト機能の変化とプラーク内出血の発症およびIL-27の治療効果についてIL-27ノックアウトマウスを用いて検討する。さらに培養細胞を用いIL-27によるマクロファージ活性の変化とペリサイトへの影響等を検討する。
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研究成果の概要 |
IL-23の関与が報告されている動脈硬化や脳梗塞におけるIL-27の作用機序とその関連性について調査した。IL-27p28KOマウスを用いて頸動脈プラーク内出血モデルと一過性中大脳動脈閉塞モデルを作成し、脳梗塞量、神経機能、炎症性サイトカイン発現、炎症性細胞分画、活性化などを評価した。IL-27p28KOマウスでは脳梗塞容積が有意に減少し、IL-1β、TNFα、IL-6の発現が減少し、浸潤するマクロファージや好中球の数も減少した。また、IL-27の抑制により治療ターゲットとなる可能性が示唆されたが、頸動脈プラーク出血モデルやIL-27p28KOマウスの作成にはさらなる検討が必要とされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではIL-27と関連する因子が脳梗塞の予防や治療の標的となる可能性が示唆された。脳梗塞は健康寿命の延伸を阻害する疾患である。本研究により、IL-27の機能を制御することで新たな治療法や予防策が開発される可能性がある。これにより医療負担の軽減につながる可能性もある。
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