研究課題/領域番号 |
20K18006
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
相羽 久輝 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70793834)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | metastatic bone tumor / 転移性骨腫瘍 / 凍結免疫 / metastasis / bone tumor |
研究開始時の研究の概要 |
①転移性骨腫瘍モデルによる解析、②凍結処理骨移植+免疫チェックポイント阻害薬による免疫活性のモニタリングを行うことで、凍結免疫を用いた免疫賦活化効果と免疫チェックポイント阻害薬による併用療法につき基礎的・臨床的な手法により有用性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
がん凍結免疫は、がん細胞を凍結することによりがん抗原が全身に放出される現象である。がん抗原が全身の免疫を賦活化効果はアブスコパル効果として報告されている。 今回我々は、転移性骨腫瘍に対する凍結腫瘍骨移植よる凍結免疫の賦活化作用、及び免疫チェックポイント阻害薬による併用療法の上乗せ効果検討する実験を行った。乳がん細胞株を用いた検証では、凍結腫瘍骨移植を行うことで、転移性骨腫瘍に対するアブスコパル効果は確認出来たが、免疫チェックポイント阻害薬との併用効果は認められなかった。現在、最終年度までのデーターを検証し、他のがん腫での解析を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転移性骨腫瘍は進行期に発見されることが多く難治性の病態とされているが、凍結免疫を用いた骨腫瘍の治療法により、予後改善につながる可能性がある。免疫状態が賦活化されることのメカニズムが解明されることで、今後有効な薬物療法や手術方法の開発の一助となりうる。我々の行った実験は転移性骨腫瘍に対するアブスコパル効果の評価モデルとしてオリジナリティがあり、研究手法としても今後有用であると考える。
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