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前十字靱帯損傷膝における回旋不安定性の新たな定量的評価システムの開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K18063
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

長井 寛斗  神戸大学, 医学部附属病院, 特命助教 (30847372)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード前十字靱帯 / 徒手検査 / 定量化 / スポーツ医学 / 生体医工学 / 整形外科 / Pivot-shift test / Lachman test / 定量評価 / 前外側回旋不安定性 / 回旋不安定性 / 検者 / 膝関節
研究開始時の研究の概要

膝前十字靱帯損傷後の回旋不安定性は検者の主観で数段階のみで評価されていたが、我々は電磁気センサーを用いたPivot shift testの定量的評価を確立し、数値化が可能となっている。しかしその現象を誘発する検者の徒手検査は完全に統一されておらず、定量的な評価は行われていない。本研究の目的は、①Pivot shift test時の検者の徒手検査手技を定量化する新たなシステムを開発・構築すること、②そのシステムを用いて検者の手技を定量化し、被検者の膝回旋不安定性との関連を精査することである。これにより今後最適な徒手検査手技の提唱が可能となり、徒手検査の信頼性、再現性の向上への貢献が期待できうる。

研究成果の概要

膝前十字靱帯損傷における徒手検査において、検者が加える力および脛骨整復時の後方加速度を同時に計測する独自のシステム開発を行った。システムは9軸慣性センサー、圧力センサーとマイクロコントーラー、PCを組み合わせ作製した。慣性センサーを被験者の大腿外側と下腿外側に1つずつ装着。大腿・下腿・手の3つの慣性センサーから加速度、角速度を求め、独自に作成したソフトウェアを用いて膝関節の角度と手部の角度を求めた。検者の両手掌に圧力センサーをストラップで固定し、検者が加えている力の定量化を実現した。本研究により、膝屈曲角度と下腿加速度、検者の力が同時に計測することができる新たなシステムを完成することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

膝前十字靱帯損傷膝の徒手検査法を定量化している研究はいまだない。そこで、本研究では非侵襲的に徒手検査法を定量化するシステムを開発した。このシステムを用いて今後データを蓄積することで、徒手検査と膝回旋不安定性との関連を精査し、最適な徒手検査法、力のかけ方・程度を導き出し、最適な徒手検査手技の提唱が可能となりうる。また前外側回旋不安定性評価の徒手検査は習得が難しい検査のひとつであるため、本研究をもとに後期研修医に対する教育ツールの開発につながりうると考えられ、学術的意義があると考える。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 慣性センサと力センサを用いたLachman testを定量化するためのシステム開発2022

    • 著者名/発表者名
      加藤 大稀、長宗 高樹、長井 寛斗
    • 学会等名
      令和4年度 日本生体医工学会北陸支部大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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