研究課題/領域番号 |
20K18090
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
波多野 浩士 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (60762234)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 放射線治療 / CRISPR/Cas9 / CRISPR / スクリーニング / 放射線 |
研究開始時の研究の概要 |
放射線治療は前立腺癌に対する有効な治療法であり、近年骨転移を来した去勢抵抗性前立腺癌に対するRI内用療法が注目されている。しかし、RI内用療法単独の治療効果は限定的で治療後の再発が問題となる。本研究では放射線増感ターゲット遺伝子を前立腺癌特異的に抑制することで、正常組織への副作用を軽減しつつ癌への放射線治療効果を高める新規治療法の開発を目的とする。CRISPRスクリーニングを用いて放射線増感ターゲット遺伝子の探索を行い、標的遺伝子を同定する。さらに、前立腺癌を標的としたsiRNAデリバリー技術との融合を行い、画期的新薬(ファースト・イン・クラス)の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
近年、前立腺癌の治療選択においてがんゲノムの重要性が高まっている。本研究では、前立腺癌細胞株を用いてCRISPR/cas9システムを用いた網羅的ノックアウト・スクリーニングを行い、放射線増感ターゲット遺伝子の探索を行った。前立腺癌細胞株(PC3, 22RV1, LNCaP)において、共通して放射線増感効果を示すトップランクの候補を同定した。放射線増感遺伝子をノックアウトした前立腺癌細胞株を樹立しColonyアッセイにて検証した。同細胞株では放射線治療後のDNA修復が遅れることをγH2AXアッセイ、コメットアッセイにて確認した。今後はマウスモデルでの実験を追加し前立腺癌への治療応用を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前立腺癌の治療においてがんゲノムの重要性が高まっている。放射線治療は前立腺癌に対する有効な治療法であり、近年骨転移を来した去勢抵抗性前立腺癌に対するRI内用療法が注目されている。しかし、RI内用療法単独の治療効果は限定的で治療後の再発が問題となる。放射線治療に影響を及ぼすがんゲノムの研究は、治療選択や新たな治療法の確立のためにも意義深い。本研究において、申請者らは放射線治療の感受性に影響を与えるターゲット遺伝子を同定した。この放射線増感ターゲット遺伝子を前立腺癌特異的に抑制することで、正常組織への副作用を軽減しつつ癌への放射線治療効果を高める新規治療法の開発が期待される。
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