研究課題/領域番号 |
20K18093
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
池田 健一郎 広島大学, 病院(医), 助教 (50624863)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 扁平上皮分化 / JAG1 |
研究開始時の研究の概要 |
NOTCHシグナル伝達経路は、膀胱癌において腫瘍抑制性とも癌原性とも報告されているがNOTCHリガンドを介したNOTCH経路活性化の生物学的効果については殆ど知られていない。 最も一般的な組織亜型である扁平上皮分化を伴う膀胱癌ではNOTCHリガンドであるJAG1発現レベルが高く、JAG1発現が特定のNOTCH受容体発現と相関していることを同定しており、膀胱癌患者検体および細胞株を用いて、JAG1を介したNOTCH経路活性化のプロファイルを同定し、扁平上皮分化におけるNOTCH経路の作用メカニズムを明らかにするとともに、その治療感受性に対する関連性を検証する。
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研究成果の概要 |
扁平上皮分化を伴う膀胱癌は、進行した病態に関連すると報告されているが、治療感受性に関する報告は一定の見解を得ていない。今回我々は、扁平上皮分化を伴う膀胱癌でNOTCHリガンドであるJAG1発現が高いことを同定し、JAG1と扁平上皮分化に着目し研究を行った。 JAG1高発現はTNFαシグナル増強と関連することが示唆され、化学療法や免疫療法コホートにおいて、JAG1高発現は治療抵抗性予測マーカーとなり得ることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム医療やビッグデータを用いた個別化医療が身近なものとなりつつある現状において、筋層浸潤膀胱癌患者において、術前の組織を用いた化学療法感受性や抵抗性を事前に知り得ることは不要な化学療法による、手術待機時間の短縮や合併症発生率の低下につながる。 膀胱癌患者の個別化治療に向けた重要な知見の一つとなり得る。
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