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ゲノム不安定性に着目した浸潤性膀胱がん遺伝子治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18096
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

山田 健司  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80566232)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード膀胱癌 / UQCRB / ゲノム不安定性 / 動物モデル / 核-細胞質間輸送 / HIKESHI / 筋層浸潤膀胱癌 / 筋層非浸潤膀胱癌 / マウスモデル / ゲノムの不安定性 / Uqcrb / 浸潤性膀胱がん / 発がんのメカニズム
研究開始時の研究の概要

がんは遺伝子変化の集積に伴う多段階発がんで生じる。ほとんどのがんにおいて、染色体レベルでゲノムの不安定性がみられ、膀胱がんでも報告がある。
またgenomic DNA copy number aberrations (CNA)は、遺伝子変化を知るよい指標とされている。私たちは、遺伝背景の統一された浸潤性膀胱がんモデル動物を用いてCNAを検討し、UQCRBという遺伝子が発がんに際してコピー数が増加することを発見した。
本研究では、UQCRBの発がん過程での役割を膀胱がんモデル動物だけでなく、ヒトの細胞株と膀胱組織を用いて明らかにすることが目的である。さらにUQCRBをターゲットとした浸潤性膀胱がんの遺伝子治療の可能性を探る。

研究成果の概要

膀胱がんモデルマウスを用いて染色体レベルでのゲノムの不安定性(Chromosomal instability: CIN) を検討することにより、ヒト膀胱発がんに関わる遺伝子の同定と解析を行うことを目的として研究を行った。短期間で作成可能な筋層非浸潤性膀胱癌マウス動物モデルの作成方法を確立した。発癌や筋層非浸潤性膀胱癌から筋層浸潤性膀胱癌への進行には「核-細胞質間輸送」も重要なポイントと考え、発癌に関与する酸化ストレス負荷時の「核-細胞質間輸送」について検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

膀胱発がんに関与する遺伝子 UQCRB を同定した。UQCRB の CNA は浸潤がんで減少する傾向が、モデルマウスのみならず、ヒトにおいても確認された。短期間で作成可能な筋層非浸潤性膀胱癌モデルの作成方法を確立したことは、本研究を始め、膀胱癌に対する治療法の開発や、基礎研究に役立つものであり、学術的に意義があると考えている。酸化ストレス負荷時の「核-細胞質間輸送」となるタンパク質HIKESHIのノックダウンにより、がん治療の効果が上がる可能性があることが判明した。社会的にも学術的にも意義があると考えている。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Hsp70を核に輸送するタンパク質 Hikeshi(火消し)の 去勢抵抗性前立腺癌との関わり2022

    • 著者名/発表者名
      山田 健司
    • 学会等名
      第8回 日本泌尿器腫瘍学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 短期間で作成可能なマウス筋層非浸潤性膀胱癌モデルの確立と時期温熱治療法の効果の検証2021

    • 著者名/発表者名
      山田健司
    • 学会等名
      第7回 日本泌尿器腫瘍学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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