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PSMA標的ペプチド-MRI造影剤による前立腺癌特異的中性子捕捉療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18106
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

久保田 優花  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (30866926)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードMRI / PSMA / 中性子捕捉療法 / 前立腺特異膜抗原 / 中性子補足療法 / 前立腺癌
研究開始時の研究の概要

前立腺特異膜抗原(PSMA)リガンドと放射性同位元素68Gaを組み合わせたPSMA-PETによる前立腺癌転移、再発病変の高精度検出法の実用化、さらにβ線を放出する177Lu-PSMAリガンドによる内照射療法など、画像診断と治療を同時に実施可能なモダリティーが開発され、前立腺癌治療のパラダイムシフトが起きている。放射性同位元素に起因する被爆が問題であり、本研究では、さらに低被ばくかつ治療効果が高い前立腺癌特異的な画像診断+治療モダリティーとして新規 PSMA結合ペプチドとガドリニウム造影剤による中性子捕捉療法の確立を目指す。

研究成果の概要

本研究では、低被ばくかつ治療効果が高い前立腺癌特異的な画像診断+治療モダリティーとして新規PSMA結合ペプチドとガドリニウム造影剤による中性子捕捉療法の確立を目指し、研究を実施し結果、PSMA結合ペプチド(L7あるいは、R7)を見出した。L7ペプチドは、ガドリニウム(Gd)と結合させたL7-Gd-錯体の合成に成功した。さらにL7-Gd-錯体が前立腺癌組織に特異的に集積することを確認した。中性子照射施設の問題により、中性子捕捉実験に遅れが生じたため、令和5年以降も本L7-Gd錯体を用いて、今後、中性子捕捉療法の抗腫瘍効果の検討を継続して検討する予定である。得られた研究成果は、論文発表予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本薬剤が前立腺癌に特異的に集積することから、学術的に前立腺癌の進展過程を検出できるツールとして意義があると考えられる。また前立腺癌の診断、ターゲット生検、転移巣の高精度検出など幅広い診療シーンで使用可能なモダリティとして期待され、さらに検出した病変に対して、中性子捕捉療法の抗腫瘍効果が明らかとなれば、将来的には、前立腺癌特異的な高精度放射線治療が実現するため、より低侵襲な前立腺癌治療につながる社会的意義が非常に高いと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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