研究課題/領域番号 |
20K18116
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / 局所治療 / 腫瘍 / REIC / アデノウイルス / がん免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
癌抑制遺伝子REIC/Dkk-3を治療遺伝子とする固形癌に対するin-situ 遺伝子治療は、「癌細胞の選択的アポトーシス」と「抗癌免疫の活性化」による相乗的効果増強作用を誘導し、原発巣のみならず転移巣に対しても顕著な治療効果を示すことが複数の動物モデルで実証されている。我々の最近の研究においてREICタンパク質がエフェクターT細胞の抗腫瘍活性を強化する機能を有することが明らかになったことから、本申請研究では、REIC/Dkk-3遺伝子治療を生体内における代謝制御機構を介した抗癌免疫活性化の観点から系統的に解析し、自己癌ワクチン化療法としての免疫学的基盤の確立と革新的癌創薬への展開を目指す。
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研究成果の概要 |
癌抑制遺伝子REIC/Dkk-3を治療遺伝子とする固形癌に対するin-situ 遺伝子治療は、「癌細胞の選択的アポトーシス」と「抗癌免疫の活性化」による相乗的効果増強作用を誘導し、原発巣のみならず転移巣に対しても顕著な治療効果を示すことが複数の動物モデルで実証されている。最近の研究においてREICタンパク質がエフェクターT細胞の抗腫瘍活性を強化する機能を有することが明らかになったことから、本申請研究では、REIC/Dkk-3遺伝子治療を生体内における代謝制御機構を介した抗癌免疫活性化の観点から系統的に解析し、自己癌ワクチン化療法としての免疫学的基盤の確立と革新的癌創薬への展開を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
REIC/Dkk-3遺伝子治療は腫瘍局所での自己の癌細胞のアポトーシスとエフェクターT細胞の機能強化による抗癌免疫活性化を誘導する「自己癌ワクチン化」という新しい癌治療概念を確立するものである。本研究を推進することで、産学連携の推進とあらゆる癌に応用可能な治療法の基盤確立に貢献することが可能と判断される。
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