研究課題/領域番号 |
20K18117
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
岩田 健宏 岡山大学, 大学病院, 助教 (00803082)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | クオラムセンシング / バイオサーファクタント / 尿路感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
反復性/難治性膀胱炎の解決策として、病原性細菌の病原因子の産生のみを特異的に抑制するクオラムセンシング(Quorum Sensing: QS)阻害剤の開発が、今世紀における感染症治療として注目されている。我々はこれまでの研究において、膣に常在する乳酸菌に注目し、それが産生するバイオサーファクタントがQS阻害剤として機能する可能性を見出しており、先進的リアルタイムイメージング法による実験モデル系と分子生物学的手法を駆使して、リード化合物の同定、作用機序解明を目的とする。さらに、次世代シーケンサーを用いて、QS阻害剤の選択圧の有無を確認する。
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研究成果の概要 |
我々はこれまでの基礎/臨床研究において、膣に常在する乳酸菌に注目し、それが産生するバイオサーファクタントがQS阻害剤として機能することを見出している。また、L. Crispatus上清に含まれるいくつかのペプチド(特にAggregation-promoting factor)が抗菌活性を持つと予測され、乳酸や過酸化水素に加え、L. crispatusのもう一つの抗菌機構である可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膣に常在する乳酸菌に注目し、それが産生するバイオサーファクタントがクオラムセンシング阻害剤として機能することを見出している。また、L. Crispatus上清に含まれるいくつかのペプチド(特にAggregation-promoting factor)が抗菌活性を持つと予測され、乳酸や過酸化水素に加え、L. crispatusのもう一つの抗菌機構である可能性が示された。 反復性/難治性膀胱炎に対するクオラムセンシング阻害剤の臨床応用が期待される。
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