研究課題/領域番号 |
20K18129
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所) |
研究代表者 |
松山 聡子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), 骨発育疾患研究部門, 客員研究員 (70800431)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 性分化疾患 / 不妊 / 性腺組織 / 免疫染色 / DSD / 遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
Disorders of sex development (DSD)にて養育性を決定する場合には、将来の性腺機能や悪性化のリスクを考慮して性腺組織を評価する。しかしながら、DSDは多様な病態であり、未だに性腺組織の評価法は確立していない。幼児期に良好な精巣機能を呈した場合は、精巣成分以外の性腺をもつ症例でも、充分な男性化が期待できる。本研究では、DSDの性腺組織に免疫組織学的解析を行い、将来の悪性化のリスクや性腺機能を検討することで、より将来の臨床像に沿った評価法の開発を目指す。さらには、分子遺伝的解析を行い、DSDの原因となる遺伝子と性腺組織との関連性を解明する。
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研究実績の概要 |
2021年7月にDe Falco博士の研究室へ研究の場所を移し、遺伝子解析のためにマウスを使用した研究を開始した。De Falco博士の研究室へ研究の場所を移してから10か月の間にマクロファージが精巣のステロイド産生に果たす役割についての総説を筆頭著者として報告した。また、成体マウスにおいて、精巣マクロファージがライディッヒ細胞のテストステロン産生に影響を与えることが示唆されているが、マクロファージがライディッヒ細胞を制御するメカニズムは充分に理解されていない。マクロファージの性腺の発生・発達過程に着目して研究を行っている。 近年、マクロファージは、ホルモン受容体の発現により、グルココルチコイド(GC)、アンドロゲン、エストロゲンなどのステロイドホルモンの標的であるだけでなく、ステロイドホルモンの変換・代謝能も有していること(Rubinow KB. Mol Metab, 2018)が明らかになってきた。さらには、心臓や肝臓の組織常在マクロファージにおけるグルココルチコイド受容体(GR)の研究から、GRシグナルは、マクロファージの機能を調整し、組織の恒常性を維持している(Diaz-Jimenez, et al. Front Immunol, 2021)ことが分かってきた。精巣マクロファージのホルモン受容体の役割については明らかになっていない。 この点に着目して研究を行っている。 留学先研究施設の研究会で、研究成果を報告するなど順調に成果をだせている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
留学先でも研究を継続しているが、研究のセットアップに時間がかかったため。
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今後の研究の推進方策 |
精巣マクロファージのホルモン受容体の役割に着目して研究を行う予定である。
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