研究課題/領域番号 |
20K18144
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター) (2021-2023) 愛媛大学 (2020) |
研究代表者 |
沢田 雄一郎 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, 医師 (80793554)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 骨転移 / ビックデータ / ビッグデータ / 破骨細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
ビックデータ解析により抽出された候補遺伝子をゲノム編集で前立腺癌細胞株においてノックアウト(KO)し、候補遺伝子の細胞増殖能や細胞遊走能、骨転移の成立に及ぼす影響をin vitroおよびin vivoで解析する。また、臨床サンプルと候補遺伝子との相関の解析として ヒト前立腺癌サンプルにおける当該分子の発現強度を組織免疫染色法により検討し、骨転移の有無及び予後との相関の解析を行う。同時に、愛媛大学プロテオサイエンスセンターが独自に開発したコムギ無細胞タンパク質合成技術や抗体作製技術を応用し、候補分子を阻害する化合物や中和抗体の探索を行い、抗腫瘍効果や骨転移に対する治療および予防効果を確認する。
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研究成果の概要 |
ビックデータ解析に基き、前立腺癌の骨転移に関与する遺伝子を同定した。当該遺伝子の機能解析を行い、破骨細胞および骨芽細胞などの骨転移に関する要因に及ぼす影響を調べ、当該遺伝子が前立腺癌骨転移に関わっている可能性を見出した。また、当該分子のヒト前立腺癌における発現を調べ、当該遺伝子の発現が骨転移を有する前立腺において上昇していることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビックデータ解析に基き、前立腺癌の骨転移に関与する遺伝子を同定した。当該遺伝子の機能解析を行い、破骨細胞および骨芽細胞などの骨転移に関する要因に及ぼす影響を調べ、当該遺伝子が前立腺癌骨転移に関わっている可能性を見出した。また、当該分子のヒト前立腺癌における発現を調べ、当該遺伝子の発現が骨転移を有する前立腺において上昇していることを見出した。これらの結果は前立腺癌骨転移の分子メカニズム解明と新規治療の基盤となるものであると考えられ、癌の進展、骨転移による疼痛や骨折などの骨関連有害事象に対する治療構築の礎となる可能性がある。
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