研究課題/領域番号 |
20K18199
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
栃木 秀乃 埼玉医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90623695)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 着床 / マイクロRNA / 脱落膜化 / 不妊症 / 子宮内膜 / エクソソーム / 子宮内膜脱落膜化 / miRNA / 着床不全 / 子宮内膜間質細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠成立、妊娠維持、分娩に至る過程は、母体と胎児間の協調した相互作用が重要と考えられている。また、その協調的な相互作用の障害が、不妊症や妊娠高血圧症などの病態に関わっていると考えられる。本研究では、母体-胎児間の双方向のコミュニケーションを担うものとしてエクソソームに着目し、エクソソームを介した母体と胎児間の相互シグナルについて明らかにする。本研究により、不妊症や妊娠高血圧症等の産婦人科疾患の新規の治療法や診断の確立に役立てる。
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研究成果の概要 |
本研究により、エクソソームが脱落膜化において重要な役割をしている可能性が示唆された。また、これまで明らかになっていなかったmiRNAの子宮内膜細胞での役割を明らかにすることができた。miRNAが、FOXO1の核への局在を制御していることや、FOXO1の下流にあるSCARA5の発現が制御されることで脱落膜化の過程において重要な役割を担っていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、子宮内膜の脱落膜化過程で発現量が変化するmiRNAのうち、これまでに明らかになっていなかったmiRNAの機能が明らかとなった。このことは、不妊症や妊娠高血圧症等の産婦人科疾患の新規の治療法や診断の確立に役立てることが考えられる。
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