研究課題/領域番号 |
20K18202
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
川畑 絢子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90594573)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 卵巣明細胞癌 / がん遺伝子パネル / 卵巣明細癌 |
研究開始時の研究の概要 |
日本人で頻度の高い卵巣明細胞癌 (OCCC) は,進行癌は化学療法抵抗性で難治性であるため,ARID1Aなどの遺伝子変異や発現プロファイルに基づく分子標的治療,個別化治療の臨床応用が急務である.しかし,OCCCは欧米では稀な組織型であるため,大規模な遺伝子解析研究は存在しない.我々はOCCCに特化したがん遺伝子パネル『The Jikei OCCC Oncopanel』を創出し,日本人のOCCC関連遺伝子異常を網羅的に解析する.また,遺伝子発現プロファイル,免疫組織化学染色,形態学的特徴のデータベースと統合し,OCCCのMolecular subtypeの提唱および個別化治療の確立を目指す.
|
研究成果の概要 |
本研究は卵巣明細胞癌 (OCCC) に特化したがん遺伝子パネル『The Jikei OCCC Oncopanel』を創出し,日本人のOCCC関連遺伝子異常を網羅的に解析した.また, RNAシーケンスによるOCCC遺伝子発現プロファイル,タンパクの免疫組織化学染色,形態学的特徴のデータベースと統合し,OCCCのMolecular subtypeと個別化治 療の確立を目指した.OCCC 80例に対し,100遺伝子のDNAターゲットシーケンスを施行した.80例のゲノムプロファイルとタンパクの免疫組織化学染色,形態学的特徴を統合して検討したが,Molecular subtypeを提唱するには至らなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん遺伝子パネル検査が保険収載され,がんゲノム医療が急速に普及している.卵巣癌を対象としたパネルも開発されているが,OCCCに特化したがん遺伝子パネル検査はない. 本研究はOCCCに特化したがん遺伝子パネル『The Jikei CCC Oncopanel』を創出し,日本人のOCCC関連遺伝子異常を網羅的に解析しデータベースを構築する.また,RNAシーケンスによるOCCC遺伝子発現プロファイル,タンパクの免疫組織化学染色,形態学的特徴のデータベースと統合し,OCCCのMolecular subtypeの提唱および個別化治療の確立を目指す.
|