研究課題/領域番号 |
20K18215
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
茅橋 佳代 金沢大学, 附属病院, 医員 (80724195)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | PSTT / ETT / single cell analysis / 網羅的RNA発現 / 分子標的治療薬 / Single cell analysis / 絨毛外栄養膜細胞 / Laeverin |
研究開始時の研究の概要 |
PSTTとETTは絨毛外栄養膜細胞に由来する極めて稀な絨毛性疾患である。その病態は不明な点が多く、転移例の予後は極めて不良である。本研究申請者はPSTTとETT何れの症例からも遺伝子解析が可能な臨床検体を採取た。そこで網羅的なRNA発現解析やDNA変異解析を行い、その情報に基づき①新たな診断マーカーの開発、②既存の分子標的薬剤による治療法の提案、さらに③癌化の機構を解明するために本研究を計画した。本研究によって得られる新しい診断法に関する知見および既存の分子標的治療の可能性は早期に臨床への応用が期待でき、また悪性化や増悪機構解析の成果はPSTTとETTの本質的な病態解明に寄与すると予想される。
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研究成果の概要 |
PSTT患者から採取した腫瘍組織に対して網羅的RNA解析を行い、既存の分子標的治療薬の候補分子を同定した。一方、腫瘍組織のSingle cell全ゲノム解析を行った結果、腫瘍進展に関わるゲノム変化がいくつかピックアップされたため、同部に対するPathway解析などを通じて、癌化ならびに腫瘍進展因子を同定した。 今後、腫瘍細胞の全ゲノム解析から得られたデータから、該当遺伝子のノックアウトまたは症例と同様の変異をCRISPR/Cas9ゲノム編集法でEVT前駆細胞の細胞性栄養膜細胞をh-TERT 導入で不死化したSwan71細胞に順番に導入して癌化を誘導する方針である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PSTTとETTの病他院は不明な点が多く残されており、手術以外の有効な治療法は確立していない。今回腫瘍組織のSingle cell全ゲノム解析を行った結果、腫瘍進展に関わるゲノム変化がいくつかピックアップされたため、同部に対するPathway解析などを通じて、癌化ならびに腫瘍進展因子を同定した。これらはPSTTやETTの悪性化機構の解明につながる可能性があり、学術的意義がある。 また既存の分子標的治療薬の候補分子を同定したことで、今後早期に既存の治療法を応用できる可能性があり、社会的意義が大きい。
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