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抗レトロウィルス薬のドラッグリパーパシングによるLINE1発現子宮体癌の治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20K18230
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関岩手医科大学 (2023)
埼玉医科大学 (2020-2022)

研究代表者

佐藤 翔  岩手医科大学, 医学部, 助教 (90749863)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード子宮体癌 / LINE1 / レトロトランスポゾン / 卵巣癌 / 抗レトロウィルス薬 / NNRTIs / 婦人科腫瘍
研究開始時の研究の概要

レトロトランスポゾンの1つであるLINE1はいくつかの癌腫において発現が確認されている。子宮体がんにおいてもLINE1の発現の報告はあるが、その詳細は明らかでない。抗レトロウィルス薬、NNRTIs(非核酸系逆転写酵素阻害薬)はいくつかの癌腫において抗腫瘍効果を示すことが報告されており、LINE1をはじめとするレトロトランスポゾンの逆転写酵素を阻害する作用を介して抗腫瘍効果を発揮する可能性がある。本研究では患者検体を用いて子宮体癌におけるLINE1発現の臨床的意義とドラッグリパーパシングによるNNRTIsのLINE1発現子宮体癌に対する治療薬としての臨床開発に向けた基盤的研究を行う。

研究実績の概要

レトロトランスポゾンの1つであるLINE1(Long interspersed nucleotide factor1)はいくつかの癌腫において発現が確認されている。子宮体がんにおいても
LINE1の発現の報告はあるが、その詳細は明らかでない。AIDSの治療薬である抗レトロウィルス薬、NNRTIs(Non-nucleoside reversetranscriptase inhibitors;
非核酸系逆転写酵素阻害薬)はいくつかの癌腫において抗腫瘍効果を示すことが報告されている。そのメカニズムは不明なところが多いが、LINE1をはじめとする
レトロトランスポゾンの逆転写酵素を阻害する作用を介して抗腫瘍効果を発揮する可能性がある。本研究では患者検体を用いて子宮体癌におけるLINE1発現の臨
床的意義とドラッグリパーパシングによるNNRTIsのLINE1発現子宮体癌に対する治療薬としての臨床開発に向けた基盤的研究を行うことを目的としている。子宮体癌および卵巣癌手術検体から患者由来細胞を培養した。その細胞を培養し、抗レトロウィルスを投与し反応を確認し、多数の細胞で施行中である。また同様に子宮体癌細胞株のデータ蓄積も進めていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画に沿って、子宮体癌細胞株でのターゲット蛋白の発現の確認、患者由来細胞の培養、および患者由来細胞を用いた抗レトロウィルス薬による細胞増殖抑制効果の確認を行っている。

今後の研究の推進方策

今までの研究データを確認、総括し論文作成に向けて進めていく。またこの研究結果をもとにした次のステップへの研究計画および遂行に向けて進めていく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 婦人科悪性腫瘍における LINE-1 ORF1p の診断マーカーや治療開発への応用の可能性2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤翔
    • 学会等名
      第22回日本婦人科がん分子標的研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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