研究課題/領域番号 |
20K18255
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
三谷 壮平 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (00568850)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 外科教育 / 技術伝承 / バーチャル・リアリティ / シミュレーショントレーニング / バーチャルリアリティ / 頭頸部外科 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、正確な腫瘍切除のスキル習得を目指した腫瘍切除モデルを使用したシミュ レレーショントレーニングおよび、複雑な立体構造を有する頭頸部領域の解剖の熟知を目指したVR/MR技術を利用したハイブリッドカダバートレーニングの開発を行う。 これら次世代の手術トレーニングは、頭頸部外科医の育成を早め、質の高い手術が行われることにつながることが期待される。
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研究成果の概要 |
研究目的にある次世代の手術トレーニングに関連し、以下の研究をおこなった。 頭頸部外科手術の技術スキルの言語化を行い論文化し、これを用いて、熟達した外科医と若手外科医との技術スキルに対する認識のギャップを明らかにした。そのうえで、これまで外科医の感覚的なものであった手術スキルを数値化する取り組みを、結紮縫合、鼻内視鏡のスキルについて行い、それぞれの結果を論文化した。また、腫瘍切除のシミュレーターを開発し、これを用いて腫瘍切除スキルの数値化について現在論文作成中である。 さらに、バーチャル・リアリティ技術を用いた手術教材の使用や腫瘍切除術への使用をそれぞれ論文で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果を通して、これまで外科医のいわゆる暗黙知であった手術 スキルを言語化あるいは数値化することにより、他者へ伝えることができる形にすることができた。これらを用いて、耳鼻咽喉科頭頸部外科医の育成を早めるこ とが可能となる。 また、今回使用したバーチャル・リアリティ技術 は、複雑な立体構造を有する頭頚部領域の解剖の理解や手術の手順の理解に有用であると思われた。 これら次世代の手術トレーニング、手術教育を行うことにより、耳鼻咽喉科頭頸部外科医の育成を早め、質の高い手術を提供することができると期待される。
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