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重症喘息を合併する好酸球性副鼻腔炎に対する生物学的製剤の治療効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K18273
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

新堀 香織  新潟大学, 医歯学系, 客員研究員 (50850020)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード好酸球性副鼻腔炎 / 生物学的製剤 / dupilumab / 重症喘息
研究開始時の研究の概要

好酸球性副鼻腔炎は難治性疾患であり、合併の多い喘息の重症例に対して投与される生物学的製剤が有効との報告があるが、有効となる条件や喘息との関連は不明である。
本研究では、喘息を合併し生物学的製剤を投与された好酸球性副鼻腔炎を対象とし、好酸球性副鼻腔炎に対する効果を、CT所見、内視鏡所見、QOL調査などにより評価し有効性を検証するとともに、喘息について呼吸機能検査や問診を用いて評価し、喘息の改善度との相関を検討する。
また、投与開始時の各所見を検討し、生物学的製剤の治療効果を予測するバイオマーカーを検索を目的とする。

研究成果の概要

2018年から2021年8月までに通院歴があるJESREC score≧11点の好酸球性副鼻腔炎132例中、59例に生物学的製剤が導入された。最多であったDupilumab導入例中41例を解析対象とし、SNOT-22、Nasal Polyp Score(NPS)、T&T認知閾値平均について、投与前と比較して投与1, 4, 12か月後のいずれも有意に改善を認めた。しかし効果は一定とは言えず、鼻茸や嗅覚障害が残存する症例も存在した。著効例と非著効例を比較すると、著効群は手術歴があり、また導入前の鼻茸組織中好酸球数が少ない傾向が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

好酸球性副鼻腔炎(eosinophilic chronic rhinosinusitis;ECRS)は指定難病であり、術後再発やステロイド依存が問題となっている。近年生物学的製剤の有効性が報告されるようになり、2020年春には抗IL-4/13受容体抗体(dupilumab)が鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対して保険適応となった。本研究では、生物学的製剤の治療効果を投与前に予測するバイオマーカーを検索し、最終的に、生物学的製剤による好酸球性副鼻腔炎治療precision medicineを目指した。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 好酸球性副鼻腔炎に対するDupilumabの治療効果と効果予測因子2021

    • 著者名/発表者名
      新堀香織
    • 学会等名
      第60回日本鼻科学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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