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中耳真珠腫のsingle cell RNA解析及び保存的治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18312
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

清水 康太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60846492)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード中耳真珠腫 / 一細胞RNA解析 / 線維芽細胞 / 真珠腫性中耳炎 / single cell RNAseq
研究開始時の研究の概要

真珠腫の骨破壊機序は古くから研究されているが、未だ明らかにはなっていない。我々は1細胞RNAseqを行う事でヒト真珠腫検体をより詳細に解明し、さらに確立したモデルマウス系を用いて治療実験を行い、より効率的に骨破壊の活性化・抑制経路を明らかにし真珠腫による骨破壊を予防する薬剤の開発を目的とする。

研究成果の概要

我々はヒト真珠種検体の一細胞RNA解析を行い、inhibin βA(INHBA)を高発現する真珠腫特異的な線維芽細胞のsubsetを同定した。次にINHBAの二量体であるactivin Aが破骨細胞分化を促進することをin vitroで確認し、真珠腫モデルマウスで線維芽細胞のINHBAの発現を欠損させることで破骨細胞分化が減少することを確認した。これらのことから、ヒトの真珠腫組織に特異的なactivin A産生線維芽細胞は、局所的な破骨細胞分化を誘導することにより骨破壊を引き起こすことが示唆され、治療ターゲットとなる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中耳真珠腫は近接する側頭骨やその内部構造物を溶解しながら進展し難聴、顔面神経麻痺、外側半規管瘻孔に伴うめまい、髄膜炎を発症しうる炎症性の疾患だが、骨破壊の機序は明らかになっていない。唯一の治療は外科的な切除だが、未だに有効な保存的治療手段はない。今回、我々は真珠腫の病原性線維芽細胞によって局所的な破骨細胞分化が誘導されることを明らかにし、線維芽細胞が保存的治療のターゲットになり得ることを示した。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 中耳真珠腫における一細胞RNA解析2022

    • 著者名/発表者名
      清水康太郎、菊田順一、石井優
    • 学会等名
      第43回日本炎症・再生医学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 真珠腫性中耳炎における一細胞RNA解析2022

    • 著者名/発表者名
      清水康太郎、菊田順一、石井優
    • 学会等名
      第40回日本骨代謝学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-11-21  

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