研究課題/領域番号 |
20K18324
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
金田 将治 東海大学, 医学部, 講師 (40624549)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鼻腔抵抗値 / 数値シミュレーション / 鼻腔通気度 / 鼻閉 / 術式決定 |
研究開始時の研究の概要 |
CTで撮影した鼻副鼻腔画像から、パソコンと専用のソフトを用いて、鼻副鼻腔モデルを作成する。その後健常成人ボランティアに対しCTを撮影し、同様のモデルを10人程度作成し、数値計算シミュレーションにより流体を可視化するCFDという手法を用いて鼻副鼻腔内の気流を解析する。最後に、慢性副鼻腔炎患者の術前CTを用いて、同様の解析を行い、手術後にもCTを撮影し、モデル作成、解析を行う。術前後の気流の変化、鼻の通りの良さを比較し、鼻内構造物の役割、術式決定の一助とする。
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研究成果の概要 |
これまでに我々の研究では、副鼻腔を含まない鼻腔のみのモデルの研究を行ってきた。より実際の生体に近づけるためには、まずは詳細な副鼻腔付きのモデルである鼻副鼻腔モデルの作成が必要である。まず健常成人ボランティアによるモデルを8例作成し、そのモデルの作成、計算をこれまで行ってきた。その検討は論文化した(The Tokai Journal of Experimental and Clinical Medicine, 2023)。鼻腔抵抗値は下鼻甲介の長さと上咽頭・後鼻孔の差が影響している可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
数値シミュレーションで鼻腔抵抗値の影響する因子を推察することが可能であったので、同様の手法を用いて、そのほかの因子も検討中である。また、症例の集積はできているため、より多くの対象に対し解析を行なっており、その結果も報告する予定である。
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