研究課題/領域番号 |
20K18334
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
國分 太貴 東北大学, 大学病院, 助教 (30646443)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | レーザーパワー / Ball型レーザファイバー / 強膜透過性 / マイクロパルス波経強膜光凝固術 / レーザーファイバー / 眼圧下降 / プローブヘッド / エネルギー / 眼圧 / 前房フレア / 強膜厚 / 緑内障 / レーザー毛様体光凝固術 / マイクロパルス / 前眼部偏光OCT |
研究開始時の研究の概要 |
緑内障は本邦の失明原因第1位であり解決すべき重要な眼疾患である。難治性緑内障には毛様体光凝固術が適応となるが、術後合併症が多いことから、治療の最終手段となることが通例であった。マイクロパルス毛様体光凝固術は、従来の毛様体光凝固術と比較して合併症や患者疼痛が少なく通院で施術が可能である。しかし、その作用機序や眼組織への影響は不明であり、また有効性や安全性などの術後成績に影響し得る実施条件についても十分に検討されていない。本研究では、マイクロパルス毛様体光凝固術について、眼組織への影響や施行部位の構造特性に応じた使用条件について家兎で検討を行い、その作用機序解明と最適な使用条件の確立を目的とする。
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研究成果の概要 |
マイクロパルス波毛様体光凝固術(MPCPC)に施行するプローブについて、従来型プローブ(Rev1)と新型プローブ(Rev2 Straight型)についてレーザー照射条件の差異を検討した。Rev2 Straight型ではRev1よりも操作性は優れるものの、レーザーの強膜透過性が劣ることが判明した。Rev2 Straight型の改良型としてRev2 ball型を作成したところ、Rev2 ball型はRev2 Straight型比較してレーザーの強膜透過性に優れることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MPCPCで使用する従来型プローブの欠点である操作性に着眼し、操作性を重視した新型プローブ(Rev2 Straight型)について、プローブ特性や最適な照射条件について検証した。 その結果、レーザー先端形状を改善することでレーザー透過性に優れたことが判明したことで、改良型の新型プローブ(Rev2 ball型)が開発された。今後さらなる操作性・強膜透過性を目指したプローブ開発を進めることで、操作性良好かつ患者眼への負担が少ない新しいプローブ開発・臨床応用が期待できる。
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