研究課題/領域番号 |
20K18418
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
浦野 萌美 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (70867986)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 光音響 / 光超音波イメージング / リンパ管 / リンパ / 流速 / 光超音波 / 血管 / イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
光音響イメージングは、非侵襲的に微細な血管の3次元画像が得られる新たな画像診断技術である。現在、光音響イメージングを用いて、健常者およびリンパ浮腫患者のリンパ流を観察し、その違いを明らかにする臨床試験が実施されている。 本研究では、リンパ流のダイナミクスを解析するための手法を確立するため、リンパ流を模したファントムを作成し、光音響イメージングで撮影した動画像から定量指標を算出するアルゴリズム開発を行う。さらに、臨床試験で得られた生体のリンパ流動画像にアルゴリズムを適用し、アルゴリズムの精度向上を行う。 リンパ流ダイナミクスの定量的な評価基準を確立することでリンパ浮腫の病態評価を目指す。
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研究成果の概要 |
ヒトのリンパ管を低侵襲に3次元高解像度で描出することができる光音響イメージング装置を用い、リンパ流のリアルタイムな撮影動画から健常者でのリンパ流の代表的動き(リンパ流速度とリンパ流頻度)を定量的に捉えるとともに、その測定精度の検証を行い、生体に適用可能な定量化アルゴリズムの確立へと向けた基礎的な検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンパ浮腫の診断、手術計画、治療前後の評価においてリンパ管の機能を定量的に評価することが求められている。本研究を通じて光音響イメージングを用いて生体内のリンパ流の定量的な把握・評価が可能となれば侵襲性が低くさらに精緻な診断ができる可能性が示された。
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