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悪性黒色腫のAutophagyにおけるHMGB1の役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K18438
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

松本 麻由  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (20844765)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード悪性黒色腫 / Autophagy / HMGB1 / malignant melanoma
研究開始時の研究の概要

悪性黒色腫の進行例において、免疫チェックポイント阻害薬の効果がない症例では、その要因はほとんどわかっておらず、分子標的治療薬においても効果がある症例でも時間とともに耐性をもってくる症例があり、これらの薬剤に不応性の患者に対する新しい薬剤の開発が望まれている。近年、がん細胞が抗悪性腫瘍薬に抵抗性を持つ理由の一つとして、がん細胞のAutophagyが注目されている。本研究の目的は、悪性黒色腫の腫瘍細胞内でのAutophagyのメカニズムを明らかにすることで、薬剤抵抗性または耐性をもつ腫瘍細胞に対する新しい治療薬の可能性を模索することである。

研究成果の概要

Apoptosis阻害要因の一つであるAutophagyについて、これに関係するHMGB1の動態を観察し、抗悪性腫瘍薬開発に寄与することを目的とする。
まず、正常ヒト角化細胞におけるAutophagyについて観察した。次に、正常ヒト角化細胞と、ヒト悪性黒色腫より分離した細胞株に対して、HMGB1の拮抗薬であるHMGB1 A-Boxを投与しAutophagyの変化について観察を行った。HMGB1 A-Box1投与前と比較して、Autophagyの明らかな抑制効果はみられなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗腫瘍薬はがん細胞のapoptosisを促し効果を得るが、腫瘍細胞のAutophagyにより耐性を持つようになる。このAutophagyに関連するタンパクの一つとしてHMGB1があり、この競合作用を持つHMBG1 A-Boxを用いて腫瘍細胞のAutophagyが抑制されるか研究を行った。
結果として、明らかな抑制効果を確認できなかったが、悪性腫瘍に対する治療の開発を目的とした研究であり、社会的に意義のあるものであったと考える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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