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脂肪由来幹細胞の生体内系譜追跡を用いた皮膚放射線障害の病態解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18441
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

森下 悠也  自治医科大学, 医学部, 臨床助教 (60860872)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード放射線潰瘍 / 脂肪由来幹細胞 / 生体内系譜追跡
研究開始時の研究の概要

本研究では、脂肪由来幹細胞を用いた皮膚放射線障害に対する再生治療を開発することを目的として、マウスの疾患モデルに対して移植した脂肪由来幹細胞の生体内 における局在・形質変化を系譜追跡という手法を用いて詳細に追跡・解析することにより、 皮膚放射線障害モデルに対する移植治療の開発・評価・最適化を行う。

研究成果の概要

Prx1CreマウスとAi14マウス、Col1/EGFPマウスを交配することにより、Prx1発現細胞に由来する細胞がtdTomatoを恒久 的に発現し、なおかつI型コラーゲン発現細胞がEGFPを発現する遺伝子改変マウス(PAGマウス)を作製した。PAGマウスの鼠径脂肪より脂肪由来幹細胞(tdT-ADSCs)を抽出・培養し、Wildマウスの背部に作成した皮膚放射線障害部に注入移植した。移植後の組織を蛍光免疫染色にて観察したところ、皮下にtdTomato陽性GFP陽性の細胞を認め、移植した tdTomato陽性ADSCsが放射線障害の修復過程におけるコラーゲン生成に寄与していることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、脂肪由来幹細胞を用いた皮膚放射線障害に対する再生治療を開発することであった。マウスの疾患モデルに対して移植した脂肪由来幹細胞の生体内における局在・形質変化を系譜追跡という手法を用いて追跡することにより、従来の手法では不可能であった脂肪由来幹細胞の生体内における挙動の一端が解明され、臨床応用の足がかりが出来た。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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