研究課題/領域番号 |
20K18460
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
姜 晴 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (00790007)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Tem8 / Runx2 / chondrocyte / proliferation / apoptosis |
研究開始時の研究の概要 |
Tem8 is one of the Runx2 targets in chondrocytes. Overexpression of Tem8 in chondrocytes induced chondrocyte apoptosis and disturbed the development of cartilaginous structures. We will elucidate the roles of Tem8 in skeletal development and the pathway of the induction of apoptosis by Tem8.
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研究成果の概要 |
軟骨細胞でRunx2の標的遺伝子を探したところ,Runx2がTem8の発現を高めることがわかった。胚16.5日からTem8-/-マウスの四肢は軟骨細胞の増殖が減少し、短くなった。軟骨細胞特異性Tem8遺伝子組み換えマウスでは、軟骨内骨化が野生型マウスのように進行しているにもかかわらず、四肢が短くなった。軟骨細胞ではBrdUとアポトーシスの両方が増加し、アポトーシス高域で鉱化が起こる。これらの結果から、Tem8は軟骨細胞の増殖に重要な役割を果たし、その発現はRunx2によって制御されており、Tem8の過剰発現は軟骨細胞のアポトーシスと基質鉱化を伴うことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Antxr1は、軟骨細胞の成熟や血管の軟骨侵入、骨形成細胞の分化に影響を及ぼさず、軟骨細胞の増殖を調節していることを明らかにした。さらに、軟骨細胞におけるAntxr1の2回の過発現は、明らかな軟骨細胞のアポトーシスを誘導するのに十分であり、これはカルシウムまたはリン酸塩の代謝に関連するメカニズムによって引き起こされる可能性がある。人間の遺伝疾患の研究では、Tem8の突然変異がGAPO症候群を引き起こすことがわかっている。そのため、生理的な骨の発達だけでなく、変形性関節炎やGAPO症候群などの骨の病気のメカニズム解明にも役立つ。
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